ミステリークイズ

2014/07/24

[成歩堂龍一のミステリークイズ] 第23回:「死亡遊技場」

弁護士の成歩堂 龍一(なるほどう りゅういち)が仕事帰りに街を歩いていると、商店街のあたりから聞きおぼえのある声が聞こえてきた。
???「だからぁ、オレじゃねえってばぁぁぁぁ!」
目を向けると、成歩堂の少年時代からの友人である矢張 政志(やはり まさし)が、数名の警察官に囲まれている。

ケーサツカンA「いいから、話は署で聞かせてもらうぞ!」
ヤハリ「オレは、これから新しいカノジョとデートなんだよぉ! ムジツの罪で捕まってるヒマはないんだよぉぉぉ!」
ナルホド「矢張じゃないか、また事件に巻き込まれたのか?」
ヤハリ「成歩堂ぉ! コイツらになんとか言ってやってくれよ! オレはただゲーセンで遊んでただけだってのに、いきなり殺人犯あつかいだよ!」
ナルホド「(あいかわらず、矢張はツイてないな‥‥。)そこの警察のかた、ぼくに話を聞かせていただけますか?」
ケーサツカンA「なんだキミは! 捜査上の秘密は部外者には漏らせないんだよ。しつこいと、キミも公務執行妨害で‥‥。」
ナルホド「なあ矢張、口頭でいい。いますぐ、ぼくに正式に弁護を依頼してくれ。」
ヤハリ「お、おう! 正式に依頼するぜ!」
ナルホド「‥‥よし、あとは任せてくれ。‥‥そこのあなた、これを見てください。」
ケーサツカンA「‥‥! 弁護士バッジ‥‥。」
ナルホド「そう、ぼくは弁護士です。たったいま、正式に彼の弁護人になりました。事情を説明していただけますね?」
ケーサツカンA「は、はい‥‥。」

警察官Aが話した内容は以下のとおり。
・商店街のゲームセンターで遊んでいる途中の客が殺された。死因は鈍器による撲殺。
・被害者の体温などから、発見時には死後数分しか経っていなかったと思われる。
・現場のメダルコーナー通路は不人気台が並んでいたため、その時間、背後の台も含めて被害者以外は誰も遊んでいなかった。
・たまたま現場付近をパトロールしていた警察官Aによってすぐに現場が確保されたため、ハンニンはまだ店内にいると思って間違いない。
・さっそく警察官Aが店内の客全員に呼びかけて荷物チェックに協力してもらったところ、唯一凶器になりそうなものを持っていたのが矢張政志であった。



ヤハリ「だからこれは、今日デートするカノジョにプレゼントする予定のジュースのボトルだよぉ! これで人なんか殴るわけないだろ!」
ケーサツカンA「これからデートなのにゲーセンで遊んでたのか?」
ヤハリ「悪いかよ!『さっき起きたばかりだから3時間ほど遅れる』っていうカノジョからの連絡があったから、時間をつぶすためにちょっとゲーセンに入っただけなんだよぉ!」
ナルホド「(‥‥そのカノジョ、やめといたほうがいいような‥‥。)つまり別の凶器さえ見つかれば、矢張の容疑は晴れるということですね?」

???「そうはいきません。さきほど店長に頼んで店内の防犯カメラを確認したのですよ。」
そう言いながら割り込んできたのは別の警察官Bだった。その後ろには若い女性が不服そうに突っ立っている。
ケーサツカンB「残念ながら犯行現場そのものは防犯カメラの死角でしたが、別の防犯カメラの録画映像を調べてわかったことがあります。推定犯行時刻前後に現場となった通路を通ったのは、矢張さんと、この女性――只野 却代(ただの きゃくよ)さんしかいなかったのです!」
タダノ「ちょっと、なんなのアンタたち! アタシに人なんか殴れるワケないでしょ!」
ケーサツカンB「見てのとおり、彼女の手荷物はこの布製のトートバッグのみ。中に入っているのは、革の財布と、化粧ポーチと、ポケットティッシュと、アメ玉が数個のみです。人を殺害できるほどの鈍器など、どこにもありません。つまり、大きなジュースのボトルを持っていた矢張さんにしか、犯行は不可能だったということになります。」
ナルホド「(‥‥いや、どんなことがあろうと、矢張は人を殺せるような人間じゃない。その前提に立つと、一番アヤシイのはこのヒトなんだ‥‥!)」

矢張がハンニンでないとすると、ハンニンは誰?(ハンニンは単独犯です)

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