ミステリークイズ

2014/01/30

[成歩堂龍一のミステリークイズ] 第17回:「離れに続く足跡」

弁護士の成歩堂 龍一(なるほどう りゅういち)と、彼の事務所のお手伝いをしている綾里 春美(あやさと はるみ)は、とある雪国を訪れていた。
ナルホド「このあたりに霊媒師さんがいる山があるんだよね。それにしても、こんなところを旅行先に選ぶなんて、春美ちゃんはシブいというか、なんというか‥‥。」
ハルミ「ここは倉院の里にフンイキがよく似ていてステキですわ! ぜひ、この地方の霊媒師さんにもお会いしてみたいですっ!」
ナルホド「はは‥‥と、とりあえず今日はもう遅いし、これから雪が降るらしいから明日にしよう。今日泊まる旅館は、全室が離れなんだって。」
ハルミ「なるほどくんはクローゼットで寝てくださいね!」
ナルホド「(ついこないだもダレかに言われたような‥‥)ダイジョウブだよ、部屋は別々だから‥‥。」

翌朝、外が騒がしいので成歩堂が様子を見に行くと、たくさんの警察官がひしめきあっていた。

ナルホド「いったいどうしたんですか?」
ケーサツ「実は‥‥殺人事件がありましてね。」
ナルホド「ええっ!? ‥‥ぼくは弁護士です。詳しく話を聞かせてもらえませんか?」
ケーサツ「どうせ宿泊客全員に聞きこみをしなければと思ってたので、いいでしょう。‥‥実はちょっと、不思議な事件なんです。」

警察官の話は以下のとおり。
・死体が発見されたのは旅館の離れの一室で、被害者はその部屋に宿泊していた女性。何者かによって絞殺されたらしい
・第一発見者は別の部屋に泊まっていた友人の男性。朝になって部屋の外から声をかけたが返事がなく、鍵が開いていたので中に入ると、被害者が倒れていたとのこと
・死亡推定時刻は深夜3時。第一発見者の男性によると、その時間は熟睡しており、被害者の女性も部屋で寝ていたはずだという
・その夜は0時から3時ごろまで雪が降り、10cmほど積もっていた

ケーサツ「そしてここからが不思議な点なんですが‥‥足跡がないんです。」
ハルミ「え、どういうことでしょうか?」
ナルホド「(いつの間にか春美ちゃんまで話に割り込んできてるな‥‥)」
ケーサツ「現場の離れに続く足跡が、我々のものを除くと、第一発見者のものしかないんですよ。死亡推定時刻の深夜3時には、この周辺はすっかり雪が積もっていた。なのに足跡は、朝5時ごろに被害者を呼びに行った男性のものしかないんです。」



ナルホド「それならハンニンは第一発見者の男性ですよ。深夜3時に女性を殺害後、現場で朝まで過ごして第一発見者のふりをすればいい。」
ケーサツ「いえ。朝5時ごろ、現場の離れに向かって雪を踏みしめながら歩く足音や、男性が女性の名前を呼ぶ声を聞いたという複数の証言があります。」
ナルホド「それじゃ、殺害後に自分の足跡を後ろ向きにたどって自分の部屋に戻り、朝5時にまたその足跡をたどって第一発見者を装ったとか。」
ケーサツ「‥‥いえ。いくら慎重に歩いても、足跡に足跡を重ねれば必ず少しはズレます。我々が調べたので間違いありません。男性は朝の5時以外、絶対に発見現場に行ってません。」

ナルホド「た、竹馬か何かを使えば、足跡をつけずに歩けますよね?」
ケーサツ「‥‥。」
ナルホド「‥‥えっと、それじゃあ、真犯人は逃げるタイミングを失って、まだ離れの中に隠れてる、とか?」
ケーサツ「‥‥。」
ナルホド「(思いっきり呆れられてしまった‥‥)春美ちゃん、こうなったら霊媒のチカラで‥‥。」
ハルミ「そんなことしなくても、わたくしにはもう真相が見えちゃいました。」

ハンニンはズバリ、誰?

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