ミステリークイズ

2012/10/04

[成歩堂龍一のミステリークイズ] 第2回:「目撃証言を崩せ」

とある住宅街の路上で起こった殺人事件。
人通りの少ない深夜3時ごろ、被害者は鋭利な刃物によって下腹部を刺され、出血多量により死亡。
パトロール中の警官が発見したとき、被害者のすぐそばで泥酔して寝ていた会社員が凶器のナイフを握っていたため、その場で現行犯逮捕された。
会社員は酔って当時の記憶をなくしており、容疑を否認しきれず、そのまま起訴されることとなった。

弁護士の成歩堂 龍一(なるほどう りゅういち) は、この被告人の無実を信じて弁護を引き受けたが、現在、最大のピンチを迎えていた。
その日、法廷に立った検察側の証人が、被告人にとって致命的な目撃証言を始めたからである。
証人は当初、面倒なことに巻き込まれたくなかったので通報しなかったが、あとで良心の呵責に耐えかねて証人になることを決意したのだという。

証人「私があの日、駅に向かって歩いていると、路上で2人の男が口論をしていました。
とばっちりを受けたくなかった私は、彼らに気づかれないよう、見て見ぬふりをして早足で通り過ぎようとしました。
するとそのとき、一方の男が突然相手を壁際に押し付けて、胸ポケットからナイフを取り出しました。さらに男はナイフを頭上に大きく振りかざすと、そのまま相手に向かって突き刺したのです‥‥!」



サイバンチョ「ふむう。決定的な目撃証言と言えるでしょう。口論の上の犯行とは‥‥私も気をつけないといけませんな。」
ナルホド「え。なんでですか。」
サイバンチョ「法廷で口論の末にひと突きされるかもしれませんからね。」

ナルホド「(裁判長が、ぼくのことをジッと見てるぞ‥‥)」

サイバンチョ「さて。それでは弁護人、尋問をお願いします。」

ナルホド「(‥‥まいったな。この証言が事実なら、被告人が犯人ということになってしまう。
でも、この証言には何か《ムジュン》があるような気がするぞ)」

ナルホド「被害者と口論していた相手というのは、被告人で間違いありませんか?」
証人「はい。深夜とはいえ路上には街灯がありましたので、2人の顔がしっかりと見えました。」
ナルホド「被告人は酔っぱらって寝ていた状態で発見されました。大量にお酒を飲んだ状態で、成人男性である被害者を一方的に押さえつけるだけの力があるでしょうか?」
証人「被告人は被害者よりもだいぶ長身でした。いくら酔っていても力の差は歴然だったと思いますよ。」

成歩堂は事件ファイルを見た。
たしかに被告人は185cmと長身で筋肉質、被害者は160cmでやせ型。これだけ体格の差があれば、多少酔っていても犯行は可能かもしれない。
しかし成歩堂は事件ファイルを見直すと、あることに気づいた。
「異議あり! 証人の発言には《ムジュン》があります!」

成歩堂が気づいた《ムジュン》は?

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