カプコンゲームズトップ > カプコン伝説 第五回 妖魔のタイマン勝負格ゲー(前編)

カプコン伝説


カプコン伝説


第五回 妖魔のタイマン勝負格ゲー(前編)

皆さん、4月17日にアーケードで稼働したストリートファイターシリーズ最新作、『ウルトラストリートファイターIV』遊んでますか?
総勢40キャラクター以上が登場するシリーズ最新作、ぜひ皆さん一度プレイしてみてください。


そう、カプコンの歴史を紹介するコーナー「カプコン伝説」。
今回のお題は、『ストリートファイター』…ではなく、対戦格闘つながりで『ヴァンパイア』シリーズです!
(PS3、Xbox360用ソフト『ヴァンパイアリザレクション』好評発売中!!)

カプコン伝説
カプコンフィギュアビルダー新作として、西村キヌ氏イラストのモリガンフィギュア進行中!

『ヴァンパイア』が世に登場したのは、1994年7月稼働アーケードゲームが最初でした(今年20周年!)。
当時のアーケードゲームは、対戦格闘ゲームブームがピークを迎えつつありました。
しかし、カプコンは、91年に稼働した『ストリートファイターII』シリーズこそあったものの、その他の対戦格闘タイトルは無く、他社の対戦格闘ゲームには無い、新しい対戦格闘ゲーム企画を模索していました。

人間以上のキャラクターの対戦格闘ゲームを考案し、新機軸として登場したのが、同年稼働した『ヴァンパイア』『X-MEN』でした。
スーパーヒーロー、超人による闘いである『X-MEN』と、闇の住人同士の闘いである『ヴァンパイア』。
この二作は兄弟的存在で、光と闇のコントラストをもって企画されたようです。

そして、とくに『ヴァンパイア』は、ビジュアル的なインパクトが衝撃的でした。

カプコン伝説
剛田チーズ(BENGUS)氏によるメインビジュアルは、ゲーム史に残る名イラストです。

イラストを担当した剛田チーズ(BENGUS)氏は、ゲームごとに作風を変えるという非常に才気あふれる人だったので、イラストが世に出たときは、「コレは誰が描いたのか?」と話題になりました。
それまでは(現在もそうですが)、機会が無いかぎり、カプコン在籍でゲームイラストを描いた人の名前を示さないのが普通だったので、ペンネームすら表に出なかったのです。

また、イラストレーターの名前を出さないことに関しては、「ゲームは開発チームが中心で作っているものであり、絵を描いた人がキャラクター表現の手柄を独り占めするべきではない」という考えもあったようです。
(剛田チーズ(BENGUS)氏に関しては、開発面でもゲーム中のデモ絵や『ヴァンパイアハンター』のドノヴァンのキャラクターデザインなども共同担当されているので、イラストだけ制作しているわけではないですが。)

当時、イラストファンの人は、絵師がどういった人なのか、知りたい欲求が高まっていたようです。

カプコン伝説

カプコン伝説
剛田チーズ(BENGUS)氏による『スーパーストII』キャライラストと『ヴァンパイア』キャライラスト。
どちらも素晴らしい絵ですが、キャラクターの体の描き方が、かなり違いますね。

その後、95年にカプコン初のイラスト集『カプコンイラストレーションズ』が発売され大ヒット!(現在は絶版)。
あきまん氏やBENGUS氏、SHOEI氏や西村キヌ氏など、カプコンデザイン室所属でイラストを描いた人の名前とともに、大きく世に広がりました。
「カプコンイラストレーションズ」は、ほぼすべてのイラストに描き手のコメントを添える、という素晴らしい内容で、現在活躍中の多くのクリエイターに多大な影響を与えた名作です。
その内容の多くは、現在も発売されている『カプコンデザインワークス アーリーデイズ』でも確認できます。

カプコン伝説
「カプコンイラストレーションズ」の表紙は、
現在『モンスターハンター』シリーズのアート・デザインを手がける枝木(えだやん)氏が担当。

ビジュアル面でのインパクトといえば、グラデーションを使わない、フラットなキャラクターのドット、画面表現もインパクトがありました。

カプコン伝説

カプコン伝説
当時は、キャラクターの影がだんだん暗くなるグラデーション表現が普通。
色をベタッと塗る『ヴァンパイア』の手法は、革新的でした。

アートディレクションを担当していたあきまん氏によると、当時の開発トップから「ドットはセル画調のフラットな描写に」という指示があり、デッサンの狂わない、きちんと動かす表現にするよう、気を遣ったということでした。
動きのパターンを多く入れることで、影をつけた表現ではない存在感を出す、という方向性だったのですね。
この画面も、大きなインパクトを持ってプレイヤーに受け取られました。

そして、続編として95年に登場した『ヴァンパイアハンター』
このタイトルが、システムの熟成とキャラバランス調整の見事さで、大ヒットとなりました。
現在も「最高傑作」というファンが多い作品です。

『ヴァンパイアハンター』に関しては、新キャラクターの登場もあり、より世界観が深く彫り込まれました。
当時のアーケード専門誌「ゲーメスト」の広告で、世界観を語る短期連載がありまして、文章担当は、世界観設定も担当していた、企画の村田治生氏
今では貴重なこの記事、デミトリが魔界を追放される原因となった大事件、魔界を根底からゆるがした「魔界戦争」について書かれています。

ちょっと長くなったので、今回はここまで。
次回5/29掲載予定の『ヴァンパイア』後編では、その「魔界戦争」原稿を再録いたします!
お楽しみに!!

協力:アルカディア編集部
参考資料:ヴァンパイアアートワークス

©CAPCOM CO., LTD ALL RIGHTS RESERVED.
©CAPCOM U.S.A., INC. ALL RIGHTS RESERVED.
©KADOKAWA CORPORATION 2014

 

パッケージ

タイトル
VAMPIRE RESURRECTION(ヴァンパイア リザレクション)
対応ハード
PlayStation®3 / Xbox 360®
ジャンル
対戦格闘
プレイ人数
1~2人用
発売日
好評発売中!
希望小売価格
2,848円+税
CEROレーティング
C(15才以上対象)
リンク
公式サイトへ

パッケージ

タイトル
ULTRA STREET FIGHTER IV(ウルトラストリートファイターIV)
対応ハード
PlayStation®3 / Xbox 360®
ジャンル
対戦格闘
プレイ人数
1~2人用(オンライン時:2~8人)
発売日
【ディスク版/コレクターズ・パッケージ】2014年8月7日予定
【アップグレード版】未定
希望小売価格
【ディスク版】3,990円+税
【コレクターズ・パッケージ※1】4,990円+税
【アップグレード版※2】未定

※1 コレクターズ・パッケージはPlayStation®3版のみの販売となります。
※2 アップグレード版はPSNSM、Xbox LIVE®のみの配信となります。
購入には『スーパーストリートファイターIV』または『スーパーストリートファイターIV アーケードエディション』が必要です。

CEROレーティング
B(12才以上対象)
リンク
公式サイトへ


公式アカウント

CAPCOM TV! CAPCOM Channel twitter facebook Youtube Instagram

ショッピング

イーカプコン

ダウンロードタイトル紹介

マイカプ特別企画