"洋ゲー冒険家"改め"洋ゲー墓掘り人"。
某海外デベロッパーの元社員にして、現在はフリーライターとなり各方面に洋ゲーに秘められた真の魅力を伝えるべく活動中。
今回も素晴らしきゾンビゲームの金字塔『デッドライジング 2 オフ・ザ・レコード』の世界を補完すべく、ゾンビ映画、ゲーム、そして周辺文化を考察するために墓場から甦った厄介者として復活した次第。
復活の合い言葉は「ZOMBIE NOT DEAD!!」だ!(死んでるけどね)

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VOL.1

| 2011年09月14日更新

サイコビリー・ゾンビ、カプコンに来襲!CAPCOM ATTACKED BY PSYCHOBILLIY ZOMBIES !!


DEAD RISING 2 OFF THE RECORD!!!!

 というわけで、約1年ぶりに四方山ゾンビコラムが復活!   そのタイトルもズバリ「帰って来た死体で遊ぶなゲーマーたち/RETURN OF THE GAMERS SHOULDN'T PLAY WITH DEAD THINGS」と改め、ここに文字通りゾンビの如く黄泉帰った次第。昨年は、洋ゲー墓掘り人の筆者がゾンビに関係ある話や、あんまりない話を織り交ぜつつ、各方面のゾンビ好き&ゲーム好きな著名人をゲストにお招きして、そのゾンビ愛について語り合いながら、DEAD RISINGの世界観を掘り下げていくのがテーマなのだが、まさか再び登場する機会に恵まれるとは思いにもよらなかった。昨年はロックバンド、映画監督、小説家、漫画家などなど実に多方面からゲストの方々が参加してくれて感慨深いにも程があるのだが、昨年と同じことを今年やってもツマラナイのは当たり前。何しろ本家DEAR RISINGの主人公もチャック・グリーンからフランク・ウエストにチェンジし、そのゾンビぶっ殺しパラダイスにも新ステージが投入されているのだから、こっちのコラムだって相応のチェンジを図らなければ意味がない!! 
 というワケで2011年は、「よりワイルドに!よりハードコアに!そしてサイコに!」をスローガンに、昨年を超えるハード&ラウドなゲストをお招きして、ゾンビ愛を語るどころか叫ぶぐらいの勢いで邁進しようと思う。そして、そんな筆者のボンクラな意気込みに応えてくれたスペシャルすぎる第1回目のゲストは......。
 日本サイコビリー・シーンの中核的存在として名高いCRACKSが登場! スペインにて開催されたサイコビリーのビッグフェスティバルにも参加し、 現状のサイコビリー・シーンの予定調和な枠組みから、さらに破壊、超越、進化した存在となったCRACKSとは、メンバー全員がゾンビとなってライブを行い、その殺人的なスラッピングが場内をパンチ合戦の渦に巻き込むほどの超絶パフォーマンスを展開!  単にゾンビが好きなだけでなく、自らもゾンビ化してステージに挑む彼らの心意気にヤラれた筆者は、早速インタビューをオファーして快諾を得たが、そもそもカプコンにサイコビリーバンドが絡んでくる事態が異常すぎる。こんなことが許されていいのか?  いや、いいんだ!いいんだ!の断章とばかりに自分を言い聞かせて挑んだインタビューは、予想【以上】、もとい【異常な】=即ち【サイコ】な展開に! もはやゲームに登場するサイコたちとも劣らないサイコーにPSYCHOなインタビューが実現してしまったのだ。
 それでは早速逝ってみよう! CRACKSの皆さんの登場です(拍手!)

ゾンビなんで人語は喋れない!
blog1_img1.jpg ── まずはバンドの経歴からお聞きしたいんですが......? マネージャーさん大丈夫ですかね? 見た感じ完全にゾンビなんですけど......。

CRACKSマネージャー・スシ氏(以下、スシ):ああ、彼ら基本的にゾンビなんで、もう人間の言葉はしゃべれないんですよ。でもそれじゃインタビューにならないから、マネージャーである僕が通訳します。

── 通訳......ですか。彼ら確かにルックスは完全に死んでますが、眼は生きているように見受けられますね。つうか、今にも噛み付かれそうなんですけど。

スシ:大丈夫です。ちゃんと鎖でつないでありますから。僕は彼ら付き合い長いんで、彼らが言わんとしてることは何でも理解できる......と、思います。

──なるほど、『死霊のえじき』のバブ的なノリですね。ソッコーで理解しました。では早速メンバー構成から伺いたいんですが。

スシ:メンバーは、ボーカル&ギターがNAMZOMBIO、ウッドベースがYUJIRO、ギターがHIROYUKI、ドラムがHAYASICKの4人編成ですね。今日はゾンビ、いやメンバーの中でもよくしゃべるNAMZOMBIOとYUJIROが答えてくれるそうです。
NAMZOMBIO:(ウガガガガ......)

── ??? なんて言ってるんですか?

スシ:「今日はゲストに呼んでくれてどうもありがとう」と言ってます。

── いえいえ、こちらこそ。まさか本当に来てもらえるとは思っておりませんでしたよ。しかもゾンビ状態のまま、カプコン東京に現れるとは。まさにDEAD RISINGの世界が現実に飛び出したような錯覚を受けました。

YUJIRO:(ガブゴンォウゴゴガア......)
スシ:「カプコンに呼ばれて光栄だ」と言ってますね。

blog1_img2.jpg ── 失礼ですけど、ゾンビなんですよね? ゲームとか普段遊ぶんですか?

NAMZOMBIO:(ウガ、ウゴガォ......ウゴゴガア......)
スシ:「今はゾンビだから死後硬直で指が動かない」と。

── そりゃそうでしょ(笑)。

NAMZOMBIO:(ウガー!! ウゴッガガガガ!!)
スシ:「失礼な! 生きていた時は、たまに遊んでいた」と言ってますね。
YUJIRO:(ウグァ、ガブゴンガウガガ......)
スシ:「もちろんカプコンのゲームしか遊ばない」と言ってます。

── ゾンビなのに社交辞令! なかなかわきまえた人、じゃなくてゾンビたちですね。では、『DEAD RISING』というゲームの存在は知っていましたかね?

NAMZOMBIO:(ウガ! ウガガゴガウガ......)
スシ:「もちろん知っている」と。「生きていた頃は友達と良く遊んでいた」らしいですね。

── わりと最近まで生きてたんですね(笑)。

「ゾンビが殺されまくるのは、同じゾンビとして許せない」
blog1_img3.jpg ── 今回はシリーズ最新作である『DEAD RISING:OFF THE RECORD』をプレイしていただきましたが、いかがでしたか?

NAMZOMBIO:(ウガガガ! ウゴー! ウガガガガ!)

──なんか興奮されてますけど......。

スシ:要約すると「面白い」と言ってます。ただ......。

── ただ?

スシ:彼ら一応ゾンビなんで、やはりゾンビ側に立ってゲームを見てしまうみたいなんですよ。だから胸中は複雑なようで。
YUJIRO:(ウガ、ウゴガォ......ウゴフォオ!)
スシ:「最初は楽しいんだけれど、仲間が死んでいくのを見てツラい」と。
NAMZOMBIO:(ウガガガ!ゾンビーガゴー!......)
スシ:「同じゾンビとして、仲間が面白おかしく倒される状況は、可哀想で見てられない」ということみたいです。

── ゾンビ同士としては許せないと?

NAMZOMBIO:(ウガッゴ!)
スシ:そういうコトのようですね。

── でも、それがゲームですからねぇ。では、あんまりプレイしたくないですか?

NAMZOMBIO:(ウガガガ!)
スシ:「ソレとコレは別だ」と言ってます。彼らなりに割り切ってるようです。

── なら安心しました。実際、ゾンビにゾンビのゲームを遊ばせるという悪趣味極まり企画は今回が初なんですよね。北米のゲームショーではDEAD RISINGの宣伝で会場をゾンビがウロついたり檻に入れられて記念撮影できたりしたんですが、彼らはどっちかといえば展示の一部だったんで(笑)。

YUJIRO:(ウガ......)
スシ:「光栄です」。

blog1_img4.jpg ── そりゃ良かった! ちなみにどんな武器で倒すのがお気に入りでした?

NAMZOMBIO:(ウガガガ! ......ウゴフォオ!)
スシ:銃よりも鈍器、特にトマホークがお気に入りのようです。
── 渋いチョイスですね(笑)。結局のところ、DEAD RISINGの世界ではゾンビは障害物であり、片っ端から排除するのが正しいプレイスタイルなんですが、武器が無くなってしまうと、突然ゾンビが驚異の存在になる。

NAMZOMBIO:(ウガォー!!!!)
スシ:「まさにその通り」だと。「映画でもゾンビはそういう存在」だと思っているみたいですね

── さすがケレン味をわかってらっしゃいますね。ちなみに今日は女性のゾンビも御一緒のようですが?

スシ:彼女は我々のライブでダンサーとして活躍してくれています。ソンビだけに体も柔らかく、素晴らしい踊りを披露してくれてますよ。

── それはスゴイ! 是非、今度DEAD RISING絡みのイベントでパフォーマンスをお願いしたいですねぇ。

NAMZOMBIO & YUJIRO:(ウゴゴゴゴオ~!)
スシ:彼らも是非やりたいそうです。

── 実現できるように自分も頑張ります。今日は本当にありがとうございました!
(インタビュー/構成:マスク・ド・UH)

【CRACKS プロフィール】
1999年結成。爽快なロカビリーのリズム、高速スラップベース、歪んだギター、強烈なシャウト。見る者の記憶に刻み込まれる彼等の徹底したゾンビスタイルは、サイコビリーと言う音楽を、聴覚のみならず視覚にも叩き込む。
2003年にリリースされて、即完プレミア化したファーストアルバム「ALL STAND CLASH」に続き、2007年にはセカンドアルバム「SUBLIMINAL BORDERLINE」、そして2008年にはサードアルバム「SPLATTER SYNDROME」をリリース。2009年1月より、全国ツアーを決行し、各地で好評を得る。また、 スペインのPINEDA DE MARで行われる世界最大規模のサイコビリーイベント"16TH PSYCHOBILLY MEETEING"に出演して、日本のみならず海外にも活動の場を広げる。
名実共に、もはや世界のサイコビリーシーンを代表する存在となった"CRACKS"のショーを見逃すな!!!

【CRACKS ライブ映像!!】


【CRACKS ディスコグラフィー】

DISKUNION WEB SHOP http://diskunion.net/punk/ct/list/0/717027

【CRACKS ライブスケジュール】
・9月19日(月・祝): 新宿ロフト「BILLYS WEEKENDER」
・10月8日(土):新大久保EARTHDOM
・10月10日(月・祝): 吉祥寺ROCK JOINT GB
・10月30日(日):上野公園野外音楽堂
・10月31日(月):新宿ANTIKNOCK


【CRACKS インフォメーション】
公式ホームページ:http://cracks.jp/
MY SPACE:http://jp.myspace.com/cracksjp
TWITTER:http://twitter.com/#!/cracks_tokyo

【マスク・ド・UH】
"洋ゲー冒険家"改め"洋ゲー墓掘り人"。
古今東西のビデオゲーム(基本は大人向けのみ)を掘り下げる地道かつアングラ極まりない活動に人生を捧げている世捨て人系フリーライター。
その守備範囲はゲームのみならず、映画、マンガ、雑誌、洋書、ハードコアパンク/スラッシュメタルなどなど青山墓地よりも広く、多摩霊園よりも狭い。お 気に入りのコンボ武器は"手首ダイナマイト"。

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