

天仰民族カンタレラに生まれ、伝統を守り伝えること。
繰り返される毎日。
何の価値も見出すことがない日常。
――価値ある人生とは?
ジグが選んだ道は親友であるファズとの戦いの末、
故郷カンタレラを捨てるということ。
そして、力を絶対的な基準とする組織、
戦侯機構バザルタに身を投じることであった。
10万人もの戦士たちを擁し、
世のすべてを統べてきた世界最大の組織「戦侯機構バザルタ」。
「力」によって絶対的な基準と定める機構が
果たすべき目的としていることはたったの二つ、
「最強を決めること」「強き者を育てること」。
そんな機構の理念を明瞭に象徴するのものが
戦士たちを強さによって順位付けする「戦士ランキング」に他ならない。
強き者は地位、名声を得る。
弱き者は強き者に従い、制限を受ける。
価値ある人生を求めるジグにとって
己の力のみを全てとする機構の単純明快な在り方は、
求めるものを手に入れる最も近い道であった。
故郷カンタレラを出て、道なき荒野を抜けたその先に
機構を中枢に置く、世界唯一の首都・ガンドアは在る。
ジグはランキングブローカーのマキス、最弱ランカーのポッドの助言を受けて
機構の本部へとたどり着く。

